アリ族の冒険

海外での経験や思ったことをまとめることが多いです。

北京の学生は財布を持ち歩かない?

ニーハオ!みっつです。

北京は旧正月を迎えて4日目。昨晩は新年明けて3日が経っても花火の音が寮まで鳴り響いていました。

 

さて、今回は電子決済の話。

 

「中国は電子決済が普及している」

 

これは日本でも聞くことがあると思います。

日本にはApplePayとかパスモとかがありますよね。じゃあ中国の電子決済ってどんな支払い方法なんでしょうか。

今回はそのあたりの一般的なことを書いてみます。

 

中国にあるのは、WeChat(微信)とAlipay(支付宝)で、どちらもスマホのアプリでQRコードをスキャンして支払います。

例えば学内のカフェのレジはこんな感じ。

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左が、WeChat用、右がAlipay用のQRコード。だいたい2つ付いていて、どちらを使っても大丈夫です。

僕は基本的にWeChatで支払うので、WeChatアプリを開く→左のQRコードをスキャン→金額を入力→送信ボタンの流れです。

もちろん送る直前に指紋認証かパスワード入力で本人確認が入ります。

 

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完了すると、WeChatペイ用のトークにレシートみたいなものが表示されてます。

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これでコーヒーがもらえます。

 

仕組みとしては銀行の口座とWeChatアプリを連動させておいて、口座からWeChatを経由してカフェにお金が届くわけです。

具体的にカフェを紹介しましたが、少なくとも北京ではこのWeChatペイまたはAlipayで基本的に何でも買えます。自動販売機、デパート、レストラン、寮の洗濯機を回すとき、などなど全てです。

一見アナログに見えるような、例えばおばちゃんが1人で外に出してるお店でも、QRコード2つは必ずあります。

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 ちなみに、WeChatには自分がお金を払うためのQRコードも表示できて、店側がそれを読み取ることもあります。

 

 

要は、スマホさえあればどこでも買い物ができるんですね。

こうなると財布はいらなくなります。だから僕たちは余程のことがない限り財布を持ち歩きません。僕の場合常に持ち歩くのはiPhone、学生証、鍵の3つです。

 

ずっと電子決済の話をしてますが、一方で現金も一応使えます。拒否されるのは学食くらいです。

でも、子どもも老人もみんなこれで支払うから、街中で現金を触ることも見ることもほとんどありません。

 

こんなところで生活してると、日本に帰ってラーメン屋とかに行くとやっぱり不便に感じます。

薄っぺらですが、僕は単純に北京の方が快適なので、日本も早くキャッシュレス化が進めばいいなと思ってます。

 

 

そんなわけで今回は電子決済の一般的な話を書きました。

WeChat×お金の凄さはこんなもんじゃないので、また後日別の方面から記事を書くと思います。

今回はこんなところで。

 

では。