パタゴニア編0日目 南端の大地へ
[プンタアレーナス着]
午前の便でリマ🇵🇪→サンティアゴ🇨🇱、午後の便でサンティアゴからプンタアレーナスへ。
JET SmartにSKY Airlineと、初見のLCC2連ちゃんで少しドキドキしていたが、バックパックも手荷物で無事通り、遅延も特になかった。
特にプンタアレーナスへの便は、左側の窓からパタゴニアの氷山が見えて、圧巻だった。
寒いかなと思ったけど、そんなことはない。そして、20時ごろなのに暗くない。
プンタアレーナスの空港から市内までは、1本道だが長い。バスで宿へ。1人1人宿泊場所を聞いて、その目の前でおろしてくれたのは驚いた。
空港についてから、やらかしたなと気付いたことが1つ。
翌日のバスを空港発で予約してしまっていたこと。まぁ、早起きしてまたここまで来るかと思っていた。
念のため宿の人に相談してみると、バスターミナルすぐそこだから新しいの買ったほうが良いとのこと。
ちなみに、時間は21時ごろだったが、日照時間のためかこのあたりのお店はかなり遅くまでやっていて、レストランは24時とかまで普通にあいている。
さらにちなみに、このあたりのレストランはデフォルトで10%のチップを含めて請求してくる。当然郷に従うが、理解し難い文化だ。
さて、バス停で聞いてみると、新しく買う必要はないし、ここ出発で良いとのこと。めちゃくちゃ助かった。宿のスタッフさんに感謝。
ここのスタッフは、グラシアスというとNo no noという。中国みたいだ。
この宿は部屋の中にトイレ・シャワーがついていた。
同室の大柄な欧米のおばさんはそんなことにびっくりしたり、部屋の電気消すよと言って間違えて洗面所の電気をいじろうとしたりする自分を見て爆笑してた。
愉快。
ペルー編6日目 監獄の街、リマ
[クスコ→リマ]
10時すぎの便でクスコからリマへ。バスがすぐみつかるかなと思ったが全く見つからず、仕方ないのでタクシーで空港へ。
行きは30ソルだったが、帰りは7ソルだった。
行きについてはだいぶ後悔している。
昼ごろ、リマのホルヘ・チャベス空港着。
空港公式のバスで宿へ。Wi-FiやUSBポートが使えたし、宿を伝えたら降りたところから宿への行き方まで丁寧にスタッフが教えてくれて驚いた。
ここの空港近くは治安が悪いと評判だ。日中だからか、あまりそんな風には感じなかったが。
宿までの道、シェア電動キックボードみたいなものをみつける。
けっこう使ってる人もいて、おもしろい。
宿は素敵だったが、治安が良くなかった。Wi-Fiも弱いし、荷物を置いてすぐに外へ。
腹が減っているので友人から教えてもらったレストランでごはん。
海鮮がめちゃくちゃ美味しかった。エビや貝がこれでもかというほどごろごろ入ってる。
これが1,000円というのは日本基準ではお得かもしれないが、やはり1人には多いしスーパーや屋台だともっと安く済むので、これからはレストランは控えようと思う。
僕は食事より、景色を楽しみに旅行をしている。
この街の短い滞在で行きたい場所はなんとかのただ1つ。
地図を見てみると海岸がすぐ近くだったので、そっちを除いてからなんとかへ。
かなり断崖絶壁で、少し離れた下に人も見えたが、ビーチはリオで行くのですぐに引き返した。
街を歩いていると、物騒な雰囲気が目に見えて伝わってくる。というのも、敷地という敷地ほぼ全てに柵や鉄線があるのだ。
まるで街を歩く猛獣から身を守るかのような。失礼ながら、自分にはこの街が監獄のようにも見えた。
遺跡は行ってよかった。ガイドの英語はなかなか聞き取りづらかったが、まさかこんなところにもピラミッドがあるとは思わず、それだけでも感動だった。
こんな物騒に見える街、夜は歩きたくないので、普段より早めに帰って旅程を更新して就寝。
ペルー編5日目 モルモットの丸焼きと360度大自然の丘
[クスコ]
なぜクスコに2泊もすることにしたのか。
正直、特にしたいことがなく、ただのんびりと中央広場で本でも読んでいようかと思っていた。
昼にロスの彼とモルモットを食べようという話をしていたので、正午に中心部のお店へ。
ピスコサワーとモルモットの丸焼きをいただいた。
モルモットはGunny pigというらしい。しかし、味は正直そうでもなかった。一度食べたらもう食べなくていい。
改めて12角形に削られた石を見に行く。見事なものだ。
このあとどうしようかと周囲をGoogleマップでみていると、やたら評価の高い観光スポットがある。
名前はTemplo de la Luna。宿から徒歩1時間、充電がないので一度寮に戻り、16時近くになって出発。
もともと3,000m以上の標高であるが、こここらさらに数百メートルのぼる。なかなかきつかった。
途中犬に追いかけ回されながらも、40分ほどで自然が広がるスペースに出た。
子供たちがボールやらシーソーやらで遊んでいる。
もう少し歩くと、遺跡らしきものが。
レンジャーが立っていて、私のオフィスを楽しんでくれと言い、遺跡の説明をしてくれた。
360度自然に囲まれた、素晴らしい環境だった。
下を見下ろすとカップルが川辺でピクニックをしていたりして、午後一で来てここでのんびりすればよかったなと悔いた。
少し楽しんでから、夕暮れ前に下山。
途中人気のないペルー料理のお店があり、初めてセビーチェを食べた。美味しい。
日が暮れると、クスコの街は灯りですごくきれいに映る。
土産屋などを物色して、宿へ。
ペルー編4日目 インカ帝国の遺跡を擁するのどかな街の散策
[オリャンタイタンボ→クスコ]
朝はのんびり朝食を食べて、チェックアウトして出発。
ちなみにここの朝食はシンプルだが最高だった。
友人から、オリャンタイタンボはメインの遺跡は高いから別の無料なところで十分と聞いており、そっちに行ってみる。
チェックアウトして出発。
向かうまでの道のりもいいかんじだ。
たしかに無料で入れたが、こんなにのぼるとは思わなかった。バックパック置いてくるんだった…。
遺跡は行ってよかった。どうやらここを拠点にしていたインカ族が逃げて、それを追ったスペイン軍がたまたま見つけたのが、その時点で既に使われなくなってたマチュピチュということらしい。
しばらくのんびりして、下山。駅の方に歩いていけば駅で客をおろしてクスコに帰るミニバスに会えると思い、駅の方へ。
思った通りすれ違い、金額を確認してのせてもらう。
ところが、広場についたときに弟の車に乗れと言われ、金額を変えないことを条件に車に乗る。
僕の列にはふくよかなおばさまが2人、それぞれ子どもを1人ずつ抱いて座っていた。助手席にはよくわからん男性がいるので、普通の乗用車に7人乗りだ。
少し不満にも思ったが、車でかけてくれてた音楽が良いかんじだったので、許すことにした。
しばらく洗濯したり休憩したりしていたら、ロスの彼からごはんのお誘い。
お腹は空いていなかったがせっかくなので中心部に行き、ピスコサワーをのんだ。
それなりに美味しいなという感想。
ちなみにこの店は日本人が経営していたようで、隣にいた日本人の若者たちと会話をしていた。
そういえば、オリャンタイタンボはおろかクスコでも、ほとんど日本人を見かけなかった。マチュピチュにはあんなにいたのに。
みんなどういうルートで行ってるんだ?
リヴァプールがアトレティコにアウェーで負けた。どこかで試合を見られると思ったが、どこもドルトムントとパリの試合をやっていた。
なぜだろう、スペインならアトレティコのはずだけども。
ペルー編3日目 マチュピチュ
5時起きで宿でごはんを食べ、バス停へ。
ここの宿、5時から朝食を用意してくれるの本当にありがたい。
しばらくバスの列に並び、6時半に乗車、7時前にマチュピチュ到着。
7時になって入場すると、そこは何度もガイドブックとかでみたマチュピチュ。
アルパカだかリャマだかもいる。たぶんこれはアルパカ。
一目散にマチュピチュをつっきり、ワイナピチュ山へ。
登山はなかなかしんどかった。息を切らして、1時間弱で頂上に到達。
雲の上。
頂上ではみんな休んだり軽食をとったりしてて、たまに雲の合間から見え隠れするマチュピチュをみてる人もいる。
頂上ではロサンゼルス出身の男性と話をして、お互いに写真を撮ったりした。6月に日本に来るそう。病気が収束してるといいけども。
しばらく頂上で休憩してから下山。時間が経つにつれて、少しずつ霧だか雲だかが晴れてきた。
9:30に戻ったときには、こんなかんじで晴れ渡っていた。
マチュピチュは一方通行の道が多く、ワイナピチュ山に登った後は一度出口を出てから再入場。
絶景ポイントがいくつもあり、みんな写真を撮ってる。あの奥の真ん中の山が、僕も登ったワイナピチュ山。
インカブリッジに行くと良い、とロサンゼルスの彼に勧められたので、足を伸ばしてみる。
するとこんなものが。
彼曰く、敵襲の際はこの橋になってる木を外すためにこんな造りをしてるんだそう。
これ作るためにも相当犠牲があったんじゃないか…。
このあとマチュピチュを1周して、12時に出口へ。
日本人がいっぱいいて、1組の男子大学生と話した。このあとはウユニに行って、そこからアタカマ砂漠へのツアーに参加するんだそう。アタカマ砂漠が自分の中の行先候補に浮上。
行きはバスでアグアスカリエンテスからのぼってきたが、帰りは節約のため徒歩で。
下だから楽だろうと思ったけれど、これが意外ときつくて村に戻るのには1時間かかった。これ徒歩で朝一に登ってくる人たちはすごい。
昨日の夕飯と同じ場所でごはん。ここは本当によかった。
宿で預けていた荷物をとり、お土産をいくつか買って、列車でオリャンタイタンボへ。
帰りは途中に演舞のパフォーマンスがあり、何かと思ったら衣類の販売だった。
日本人が何人か同じ列車だったようで、1人が声をかけてくれた。
アメリカでクルーズに参加したそう。自分もいつか豪華客船にのってみたい。
その方はこの日のうちにクスコまで戻り、翌朝の便でリマに行くとのこと。自分より高速な旅行者はあまり会わないので、びっくりした。
一般的な日本の社会人が南米に来るとなると、そうせざるを得ないんだろうか。
ちなみにこの人もロスの彼に会って話してインカブリッジを勧められたらしい。面白い偶然があるもんだ。
17:30ごろ宿についた。素晴らしい雰囲気の宿。そしておばあちゃんがとても優しい。
食料を求めて散歩していたらおいしそうなお肉を発見。聞くとアルパカというので食べてみたら、めちゃめちゃ美味しい。てっぺんにはジャガイモが刺さってた。
このあたりではローカル向けの食事処を見つけられず、レストランはどこも高かった。
ペルー編2日目 クスコ→オリャンタイタンボ→アグアスカリエンテス(マチュピチュ村)
8時すぎに起床。
9:30すぎ、荷物をまとめて宿を出発。
念のため宿の人にミニバスの出発場所を聞いたが、この土地に詳しくないようだ。旅行者が短期でバイトでもしてるんだろうか。
自分もスペイン語ができたなら、小銭を稼ぎながら長期で南米に滞在したかった。
天気が良い。クスコの街は小さいので、だいたい徒歩で移動できる。
かのインカ帝国の首都であったらしいが、今となっては小さな町だ。
無事に出発するミニバスのところまでたどりつき、オリャンタイタンボ!というと載せてくれてすぐ出発。
かなり下り坂が多い。標高3,000m以上のクスコから、オリャンタイタンボは標高2,500m?程度まで降りるので、それもそのはず。
途中に並行してのびていたあとで乗るペルー鉄道のものだろう。濁流も流れてる。
高級列車につき、値段を少しでも下げるためにオリャンタイタンボまではバスで行く。
オリャンタイタンボ駅まで直接連れて行ってもらった。
チケットの引き換えが必要と聞いていたのでオフィスに行ってみたら、オンラインチケットをメールで送ってくれた。
大きな山に囲まれている。
お腹がすいたので近くのお店でブラウニーをいただき、列車へ。
中はずいぶん綺麗だった。客層は欧米系の30代以上のカップルが多い。
なんと途中でブラウニーとドリンクのサービス。ブラウニーはちょっと前に食べたばかりだが。ドリンクはコカ茶をもらった。
窓の外をみていると、次第にすごいことになっていく。
隣を流れている川と、それを挟む山々が壮大すぎるのだ。
こんなところによく来て村を作ったなと、マチュピチュにつく前に、この道中だけで感動してしまった。
途中雨がふったり土砂崩れでしばらく停車したりしたが、無事に到着。
線路の脇にお店があり、宿もこの線路のすぐ隣だった。良い雰囲気。
日本の温泉街のような雰囲気と表現しているブログを見たが、僅かに共感。
宿はチリの学生4人組と一緒だった。スペイン語を10まで教えてもらった。
バスのチケットを買い、ごはんを探し、しばらく散策。
ちなみにごはんは200円くらいで、めちゃめちゃおいしかった。
夜はしばらくペルー以降の日程を構築。ブラジルのカーニバルも少し興味があったが、値段を優先して、カーニバルは諦めて先にパタゴニアに行くことにする。
ペルー編1日目 リマ→クスコ
メキシコシティから、早朝5時すぎにリマ到着。
ペルーの入国審査は入国カードのようなものが一切なかったのが新鮮だった。南米ではこれが一般的なんだろうか。
ロビーにでてからまずは2階のATMで現地通貨を引き出し(7日間の滞在で500ソル:約16,000円、やや余った)、その後1階に降りてクスコ行きの便にチェックイン。
11時のフライトまでの時間、2階のダンキンドーナツで腹ごしらえ。ドーナツ1つとコーヒー1杯で9.9ソル(約330円)。パンの1つでも持っておけばよかった。
空港2階でClaroの現地SIMを買えると思っていたが、ここではSIM販売をしてなかったのが誤算だった。
無料Wi-Fiのリミットが2時間であることにも気づかず、あとで痛い目を見る羽目に。
お昼頃、ラタム航空でクスコへ。
2時間ほどでクスコ着。
クスコに着陸する直前の窓からの景色は素晴らしかった。山にぶつかるんじゃないかと思うような山々の合間を縫って、クスコの空港に着陸。
ここで空港内にWi-Fiがなく、困る。
宿の名と場所はわかっていたが、そこまでの行き方を調べておらず、インフォメーションのスタッフに相談。
公式のタクシーに乗るのがベストで、30ソル(約1000円)でいけるとのこと。
はじめての国、というか南米自体初めてで慎重を期して、言われたとおりにホステルまでタクシーで向かう。
タクシーから、お祭りか何かでおどっている人たちが見えた。
後で、空港から市内までの移動は、バスなら1ソル(約33円)だったと知り後悔。空港から市内まではローカルバスがベストだ。
宿にチェックイン後、そのまま翌日のペルー鉄道とマチュピチュのチケットをフロントで印刷させてもらう。
ここの宿の人はとてもフレンドリー。
街中のClaroでようやく現地SIMを入手。1ヶ月間、これから行く南米地域全てで使えるのを買えて満足。
市内を散策し、チュロス(1ソル:約33円)やら有名らしいチキン料理(8ソル:約260円)などを食べた。
12角形に切られた石が観光地になっていて、のぞいてみたが人が多かったのでまた来よう。
中心部ではマッサージマッサージといってる女性たちが少女からおばさんまでやたらといた。あれはなんなんだろう。
クスコは標高約3,400mのところにあり、少し歩くだけで息が上がった。高山病がこわかったので、ホステル近くのカフェでコカ茶(2.5ソル:約80円)も飲んだ。
宿に戻り、明日のマチュピチュへのルートを確認して就寝。